ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

コトハナ・セミナーで、たった2分で人の心をつかむ話し方を学ぶ!?

コトハナ・セミナーに行ってきました!

www.kotohana.com

「たった2分で人の心をつかむ話し方を学ぶ」ために
コトハナ・セミナーという社会人セミナーに行ってきました!

昨日で第2回目を終えたんですけど、
僕自身「そういえばコトハナ・セミナーについてよく知らないや」
と思ったので、書き留めておきます。
今のところ参加して思うところも書いてありますので、
興味ある人は参考にしてみてくださいね。

え?コトハナセミナーってなに? 

人があなたの話を聞いてくれるポイントは2つ!

話を「2分」でまとめる
自分の「体験」を語る

1つのテーマを自分の体験を交えて2分で話す。
たったこれだけで相手の評価も変わるはず。

人生を変える話し方の秘密・・・

コトハナ・セミナーでは、そんな話し方を学びます。

昨日は2回目の開講日だったんですけど、
実際に自分の「体験」をもとに自分で考えた”準備した”話を
受講生と先生方やボランティア参加してくれる卒業生の前で
たった2分間で話す機会があります。

今まで人前で話すことはあって
自分では慣れていると思っていましたが、
大切なのは慣れているかどうかということより、
「どう話を組み立てて、どう表現するか」というところに
注力していくような感覚で学んでいます。

それに、このセミナーを通して
人前で話すことに「慣れていく」ことができれば、
初めから慣れている必要はないかなと思っています。

「言葉」は人生で成功するための最大の条件
財界の有力経営者の多くの方々は、
「これからの企業人は、自分の意思や意見を的確に相手に伝えられる
《表現力、説得力》を身につけなければならない」と言っています。

いかに優れた専門知識や技術、考え方を持っていたとしても、
それらを正確に人に伝えられる「話力」がなければ、
何にもならないということです。

このセミナーでは、
好感を持たれる話し方とはどういうものか
説得力のある話し方とは?
より良い人間関係を作るには? などの勉強をします。

たぶん、ここでいう「人生で成功する」というのは、
有力経営者になる、とか、これからの企業人になる
ということになるけど、全然そんなことはどうだっていい。
大切なのは、《表現力、説得力》を含む「話力」を身につけなければ
「何にもならない」ってこと。それを知ったということが大切。

僕の中には、うまく話ができない人には、
話をする他の生きていく表現があるという価値観をもっているから、
特に口話することに固執して生きていく必要はないと思ってる。

ただ、人と人が意思疎通するために〈言葉〉を介して話すこと以上に
お互いが溶け合うことはないんじゃないかという思いもあるから、
このセミナーに参加する意味ってものがあるんですよね。

参加メンバーどんな人?

1クラスのメンバー 平均20名前後
企業の管理職者、経営者、ビジネスマン、
OL、新入社員、家庭の主婦、学生など
やる気のある人々が一堂に会して行うセミナーです。

毎回人数は違うみたいなんですけど、
今開講してる名古屋第13クラスは7人ですね笑
でも、僕が思うに、そのくらいの方が絶対にいいです。

グループセッションが3〜4人の小グループになるけど、
もしも全員と1回ずつ同じグループになろうと思ったら
確実に6回のグループセッションは必要になる。
でも6回のグループセッションが終わってもまだ、
顔も名前もおぼろげなまま。話し方について実践することもたくさん。

どう考えても頭がついていかない。
僕なら無理です笑

参加メンバーは、職種も年齢もさまざま。
社会人でも営業職から工場作業員、介護職など新しい世界を見る機会にもなります。
それに、「うちの会社でこういうことあったんだけど、おたくではどうしてる?」
みたいな相談をできる関係にもなりますので、心強いと思います。
名古屋第13クラスでは、学生は僕ひとりですが物怖じすることなく楽しんでます笑

受講生の参加理由

参加する理由は、人それぞれです。
「会社の社長が勧めてくれて参加した。」
「うちの会社ではもう僕が最後の受講者です。」とか
「身内が参加してたから」(←僕もこれです)とかです。
でも僕がした参加表明は「友達を作りにきました」です。

いつから始まったの?

コトハナ・セミナーは、1996年に創設され、

大阪と京都地区において開講されました。

2006年にコトハナ・セミナー10周年を記念して、

新たに神戸と東京地区でも開講され、

続々と卒業生を輩出しております。

僕は1995年に生まれましたから、
僕が1歳の時からですから、かれこれ21年目ということですね。
そのセミナーに参加するわけですからね、なんとも感慨深いです。

「続々と卒業生を輩出しております」と書いてありますが、
僕の家族には、すでに3人卒業生がおります笑

名前の由来

「コトハナ」という名前は、京都「岩船寺」のご住職、
植村幸雄(こうゆう)師の書 「言葉、心の花」から
名付けました。 

それで、受講料とかはどうなの?

ベーシックコース  ¥70,000円 (学生は ¥35,000)

アドヴァンスコース ¥60,000円

マネジメントコース¥70,000円

※受講料は、税込みです。分割払いをご希望の方は、お申し入れください。

僕はベーシックコースに受講しています。
学生なので、35,000円になりますね。
大学生協職員らのセミナーやなんかも参加してきましたが、
セミナーって結構お金がかかってるんですね。
僕が参加してきたものは大概、自己負担なしのものばかりでしたからね。
(うまいことやってきました笑) 

ただ、話し方セミナー受講料の相場を知らないので、
「話し方セミナー 受講料」で調べてみましたところ....

10万円を超えるセミナーもあるみたいです....
ただ、受講料だけでいえばもう少しお手軽なところもありますよ。

調べて思う、話し方セミナーを選ぶときのポイント

開講回数(時間)とタイプ(個人orグループ)と料金の3つです。

それに加えて一番大切かなと思うのは、
トレーナーやアシスタントさんたちの雰囲気かなって思います。
そういう点で言えば、第2回にしてみんな笑顔で溢れている
コトハナ・セミナーの雰囲気はとてもいいです。

木下先生たちは、
「アシスタント(GA)は楽しんでいこうという気持ちで取り組んでいきます。」と
初回の時に言っていた通り、みんな笑顔が溢れてます。
何より、木下先生自身の笑顔が誰よりも笑顔ですけどね笑

と、何はともあれ、社会人に比べて安いですし、
もしも話し方セミナー行こうかという人は学生のうちにどうぞ。

もし、よく分からないとか不安がある人は、
各セミナーで体験ができるそうなので1度行って見るのもありです。
僕もコトハナ・セミナーの見学に参加してから、受講始めました。

どんなことを学べるの?

全部で3つのコースがあって、その中で学べることは違います。
コトハナ・ベーシックコース(誰でも受講可能)
コトハナ・アドヴァンスコース(ベーシックコース卒業生のみ)
コトハナ・マネジメントコース(特別開催、ベーシックコース卒業生のみ)
以上の3つが用意されていて、僕はベーシックを受講しています。

ここでは、僕が受講している
コトハナ・ベーシックコースのみ詳しく書いておきますね。

コトハナ・ベーシックコース(誰でも受講可能)

コトハナ・ベーシックコースとは
1つのテーマを話すには、3分もいらない!人の印象に残る話し方は、「2分」で伝えられる。なぜ、あなたの話は伝わらないのか?
話し方指導35年、口コミだけで10年以上続く!
話す恐怖やあがりを克服し、
人前で自信を持って話せる実践的な話し方セミナーです。

本当に2分間でどれだけ明確にわかりやすく伝わる話ができるのかを
練習したり、物を使うとうまく伝わるとか、
こうしてる場合は、思ったより相手に届いていないとか
実践的な方法とありがちな失敗を繰り返しながらスキルを身につけている感じです。

コトハナ・ベーシックコースで得られるもの

人前で、堂々と落ち着いて話す

恐れと劣等感を取り去り、自信を持つ

効果的な話し方(表現力)を身につける

記憶力を増す

積極性を培い、やる気を起こさせる

熱意を引き出す

説得力を養う

幅広い人間関係を創り、新しい友人を得る

協調精神を涵養し、マネージメント能力を向上させる

人の心をつかむ人格と能力を養成する

リーダーシップを発揮する

上から順番に取り組んでいきます。
毎回、レジュメが配布されますが、その題にこの項目が1つずつ
書かれているので、常にこれを意識しながら課題に取り組んでいきます。

  タイトル プログラム 主な内容
説明会 オリエンテーション セミナーから得られるもの

セミナーの内容、進め方
各セッションの目的

第1講 自信を持つ お互いに知り合うキッカケをつかむ 名前を覚える
第2講 スピーチの基本を学ぶ 体験を話す
第3講 解りやすい話し方のコツ 説明し、教える話
(プレゼンテーション)
第4講 表現力の養成 説得力のある話し方 記憶法(その2)
話の組み立て方
第5講 話しに集中する 即席のスピーチ
未見の我を発見する
第6講 人を動かす話 自分の成長と変化を確認
人を動かす話し方
第7講 人間関係をつくる 人間関係を良くする 人に好感を持たれるには
第8講 司会をスマートに進める
演出効果を発揮する
講演者の紹介
話を演出する
第9講 インタビューの仕方
心に響く話
訊く方と話し方
聞き手を引き付ける
第10講 総括 振返り(セミナーの成果)
将来の目標設定
自分にとっての
最大の成果を発表
将来の目標を決める
コトハナ・ベーシックコースの成功へのステップ

コトハナ・アドヴァンスコース(コトハナ・ベーシックコース卒業生のみ)

コトハナ・アドヴァンスコースが気になる人は下のリンクへ。

話し方、人間関係、リーダーシップ、コミュニケーション能力のコトハナセミナー

コトハナ・マネジメントコース(特別開講、コトハナ・ベーシックコース卒業生のみ)

コトハナ・マネジメントコースが気になる人は下のリンクへ。

話し方、人間関係、リーダーシップ、コミュニケーション能力のコトハナセミナー:マネジメントコース

 

どんな人たちが教えてくれるの?

こんな人たちです。
名古屋クラスでは、木下先生と小澤さんが来てくれています。
名古屋の他に東京、京都、大阪、神戸とあって、
詳しいことは知りませんが、インストラクターは違っても、
木下先生は必ず来てくれるんだと思います。

コトハナセミナー主宰・インストラクター

■ 木下 通之 -Michiyuki Kinoshita-

1972年から「効果的な話し方」「より良い人間関係の構築」などの能力開発で有名なデール・カーネギー・コースのインストラクターとして25年の経験を持つ。

1996年、独自の新しいスタイルで「コトハナ・セミナー」を創設。現在は、「コトハナ・セミナー」の主宰、インストラクターとして活躍中。

また、経営者交流会など各種団体での講演、企業内研修などを多数手掛けている。

 

インストラクター

■ 中野 仁 -Hitoshi Nakano-

中野 仁コトハナセミナー 大阪第5クラスを卒業。
第6クラスから第30クラスまで8年間、コトハナセミナーGA(グループアドバイザー)を、コトハナグラデュエートコースでは、AD(アシスタントディレクター)を第1クラスから第11クラスまで担当する。
コトハナ10周年記念で開講した、神戸第1クラスよりインストラクターとして活躍中。
コトハナセミナー卒業生の親睦団体コトハナクラブを設立する。コトハナクラブ顧問。

■ 小澤 孝行 -Takayuki Ozawa-

小澤 孝行コトハナセミナー 京都第1クラスを卒業。
第2クラスから20数回コトハナセミナーGA(グループアドバイザー)をつとめる。
また、コトハナグラデュエートコース(現アドヴァンスコース)の立ち上げに参加、AD(アシスタントディレクター)を第1クラスから担当。
コトハナ10周年記念で開講した、東京第1クラスよりインストラクターとして活躍中。
コトハナセミナー卒業生の親睦団体コトハナクラブを中野先生と設立する。コトハナクラブ顧問。
コトハナ歴最長を誇っている。

■ 河原 治 -Osamu Kawahara-

河原 治2001年コトハナセミナー大阪第15クラスを卒業。 大阪第16クラスから第42クラスまで8年間コトハナセミナーGA(グループアドバイザー)を、コトハナグラデュエートコースでは、AD(アシスタントディレクター)を担当する。
大阪45クラスよりインストラクターとして活躍中
コトハナクラブ大阪代表

■ 佐藤 元相 -Motoshi Sato-

佐藤 元相

2001年コトハナセミナー大阪第15クラスを卒業。大阪第16クラスから第40クラス・神戸第8クラスまで 8年間コトハナセミナーGA(グループアドバイザー)を、コトハナグラデュエートコースでは、AD(アシスタントディレクター)を担当する。
神戸第9クラスよりインストラクターとして活躍中
コトハナクラブ神戸代表

先にあげた、インストラクターたちに加えて、
心強いのがGA(グループアシスタント)という人たちがいます。
GAはグループセッションのサポートやスピーチの手本を見せてくれる人ですが、
全員コトハナ・セミナーの卒業生で、ボランタリーにあふれています。

最後に

いやあ、でも本当にインストラクターさん達は
とても分かりやすい話し方をしてくれるので、
信じてやっていこうかなって思います。

改めて、どんな方向むいたセミナーかもちろん知ってましたが
再確認できてよかったです。

木下先生のプロフィールにあるギール・カーネギーについてや
岩船寺についてなどはまたの機会に書きたいと思います。


ではまた。

 

参考(引用)ページ

www.kotohana.com

↓ 木下道之先生の本です。

www.amazon.co.jp

 

 

たった15分の「散歩」が、今日、一番に美しい。

昨日、「リトルフォレスト」を半分寝ながら見た。

だから、とても料理をしたくなったことと、
植物図鑑を眺めたくなったことと、
橋本愛がやたら愛らしかったことくらいしか
覚えていない。


でも、ゆうた、だか、しょうた、だか。
橋本愛が演じるいち子の友達が、
軽トラの中で言っていたことははっきりと覚えてる。

自分自身の身体でさ、実際にやったことと、
その中で感じたこと、考えたこと。
自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ?

 

この後にもっといいことを言うんだけど、それは

リトルフォレストを「ちゃんと」見た時まで、とっておきます。

なんだか寝ぼけ眼ながら、思ったわけです。
「予定がなくても、外に出よう」って。

以前からその意識はあったのですが、
考え続けていることが多く、
どうも最近はそんな気分にはならず。
ついついパソコン開いてWordPressの設定したり、
こもって復学の準備をしてしまいがちでした。

そんな中、「リトルフォレスト」を流し見た昨日。
いち子が自転車でゆったりと木々の間を抜けていくシーン。
それを見たとき、気づいたんです。

「そういえば最近、散歩してないな」と。

本日、たった15分ではありますが、
そういうわけで「散歩」してきました。

そうして家に帰り、思ったこと、それが、

「たった15分の「散歩」が、今日、一番に美しい」ということ。

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散歩っていいよね。

僕は、散歩好きです。
なんか、全部から放たれたみたいな感覚で
誰にも干渉されず、誰かに干渉せず。
ただただ歩き続ける。

「こんにちは。」
時には挨拶と微笑みも。

そして自分が思ったその時に、
空を見上げ、木に触れ、花を感じ、土にもたれる。

そこにスーっと、それでいて、じんわりと。
射し込むというよりは
どこまでも包まれる光のカーテン。

オーロラじゃないよ。
もっと大らかな感じ。
見せつけてくる感じじゃない。
ここにいていいと教えてくれる感じ。

そんな陽を感じる、午後の暮れ。

風立つ寒空を裸足で歩いてきました。

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裸足で少し止まってみる。

裸足で少し止まってみる。
すると、小さな空気の塊が素肌をそのままに撫でていく。
何より、じかに草木に触れるのは
少しこしょぐったくて、ひんやりとしてる。
それを感じる。

それに、草履だと硬くなった藁が足の裏に食い込む。
そのかすかな痛みも醍醐味にして
僕は目をつぶり、大きく息を吸う。

そして、はしゃぐ。

 カメラを置いて歩く。

 蹴り上げる。

 草履が飛んでく。

 僕も飛んでおく。

ちょっと寄り道した話をします。

僕が草履を履く理由。

九州物産店で買ったこの草履は僕の相棒。
地球一周の船旅にも一緒に連れて行った。
実は、2代目。

サグラダファミリアの前を
作務衣とこの草履で闊歩したことはまだ忘れてない。

この時期になって、
家族にも、初めて会う人にも言われる。
「寒くないの?」って。

「もちろん、寒いよ。」と、僕は答える。

それでも草履で歩きたい。

いつもというわけではないけど、
僕がそう思った日は、そうするほかない。
だって、草履で歩きたいんだからね。

女性が、レギンスやスパッツを履いてまで
冬にスカートを履きたいのと同じ。
靴を履けばいいのに、
無理にでも歩きにくいハイヒールを履くのと同じ。

そのくらい僕にとっては当然のこと。
僕だってできることなら足袋くらい履いても
損はしないだろうと思う。
でも、もっていないんだから仕方がない。
ないものはないからね。

それこそ、スコットランド人がスカートに似た
「キルト」という衣装を着ているように、
日本という社会が奇異に僕を見たとしても、
それを日常にして暮らしてみたいとは
随分と前から思ってる。

寒くないとは思わないし、
日本でスカートが変と、思わないわけじゃあない。
でも、それ以外の価値観を僕はもちあわせている。
ただそれだけの話。

それが、僕が(冬に)草履を履く理由。

ふたたび、思った事を書いていきます。

 垣間見える、日常。

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さっきはしゃいでたのも、ここ。
さっきは東を向いていて、この写真は西を向いてる。

 

ここは近所のグラウンド。
川べりにあって、船が並んでいるのが見える。
今はよく知らないけど、
週末には町内会や社会人チームが試合をしてることだろう。

ベンチに座って応援する人。
堤防の上から応援する人。
お母さんやお父さんが作ったご飯をみんなで食べる。
汗をかいた体を潤す水分を、ゴクリと。

スポーツはなんだっていい。
きっとそこには愛が溢れていると。
そう感じることが大切だから。

監督たちの怒号だって聞こえてくるかも。
忘れものをしたことを責めちゃうかも。
できなかったことに悔しさを覚えるかも。
できたことに慢心してしまうかも。
誰かに怪我をさせてしまうかも。

それが視える。
想像でしかなくとも。
きっと、そんなことがここで何度も何度も
「あった」のだろうと、思う。

すれ違う車、お互いの場所。

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僕は、車と人は対等だと思っています。

この写真は、ちょうど、さっきの写真のガードレールと同じ位置。
ここは堤防で、東にはグラウンド、西には貯水がある。

広くも狭くもない堤防に続くコンクリートの道。
その上を車が走る。もちろん、人も歩く。
自転車もバイクも。
ときには、スケボーなんかも。

そんな道でも、車と人は対等だと思う。

突然何を言い出すのかと思ってるかもしれないけど、
僕は歩いている時もその意識はずっとある気がしてるから。

確かに、車と人がぶつかる事を思えば、
車と人に優劣が出てくるかもしれない。
物理的な「頑丈さ」ということもあるし、
どちらがどれだけ「悪いか」という話にもつながる。
確かに、対等じゃあない。

でも、結局はさ。
車を動かしてるのも「人」だよ。
と、僕は思うし、それが本当。

それに道路ってのは、人と車の通路のこと。
だとしたら、車にクラクションを鳴らされる筋合いは、ない。

僕が歩いていい時は、僕の速さで歩きたい。
それは誰にも邪魔されたくない。
それが散歩ってものだもの。
これって、きっと伝わるはず。
今のところ、人工知能じゃあるまいし。

社会の中のルールなんて関係なく、
お互いがお互いの位置する場所を知りながら、
それぞれの路を往くことができたらいいのになあ。

多分、きっと僕はここ。

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このゴムのようなものは、いつからあるんだろう。
砂山は前からあったように記憶してるけど、
「あの砂」は、いつから山になったんだろう。

この風景を見たときに、
なんだか随分と時間が過ぎたように感じた。
きっと誰にもわからない感覚。
その瞬間、その一瞬だけ、分かる感覚。

それ以上の言葉で説明できないけど、
きっと誰しもが感じたことがあるか、
これから感じることになる感覚だと思う。

西から灯る包まれるような光の足とは対照に、
なんとも輪郭をもつ色にあふれた風景。

多分、きっと僕はここ。
「太陽を目指せ」と。GLIM SPANKYの声がきこえた。

散歩をすると、そんな景色にであうことがある。
他の人には理解できないけど、
なんとも自分には素晴らしく思える
誰からみても魅力のない景色に
心を踊らせる瞬間が、心がおさまる瞬間が。

太陽を目指す。

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家から川に架かる橋を渡って堤防に続く道を進む。
カメラを構えて、こう思う。
「もっと目で見ようよ」って。

あえて「眼」と書いたり「瞳」と書いたりしない。
この時は、もっと直接的に、そう思ったから。

心とか気持ちとかじゃなくて、
もっと衝動的なもの。
気持ちが動くよりも、もっとたゆむようにゆったりと
それでいて気持ちより先にある動き。

それに従い、車と人の距離を感じながら。
心に笑いと怒号と愛を感じながら、
指先にひんやりとした空気に、こしょぐったさを感じながら。
藁に食い込む足裏にかすかな痛みを感じながら。

僕は太陽を目指す。
不安定で、不器用で、それでいて明瞭で。
でも、矛盾をいくつも孕んだ、この僕の人生の中に、今日。
美しい15分があったと感じた時。
一歩ずつ踏み出した散歩の先に、

f:id:minirezo:20170226041711j:plain

太陽を見つけた。

 

 

 

 

またね。