あれから2年、社会人としての僕。
あれから2年がたった。
そして久しぶりに、あの頃の僕の言葉を体いっぱいに飲み込んだ。
大学生であり、ベジタリアンであった僕は、いつしかどこかへと旅立ってしまっている。
なのにここには僕の言葉があの頃のまま化石のように残っていた。
それを見つけた時、どこか嬉しいようで、少し情けないような気持ちになった。その感覚は消えぬまま、長引く梅雨の湿気のように、今も僕の体にまとわりついている。
「なあ、これも成長ってもんなのかなあ」
そんな風に君に語りかけてみる。
もちろん、返事はない。
あれから2年。
本当に本当に、色んなことがあった。
今も色んなことの中にある。
これからも、きっと色んなことがあるだろうな。
僕は今、社会人というよくわからない何かと共に生活をしている。それが、いいことなのか悪いことなのか、そんな風に白黒をはっきりとさせることに意味はないけれど、どちらかといえば、ほんの少し前向きな生き方であることを願う。
言葉を記してから2年という時を経て、
僕は今一度、言葉を綴ろう。
僕の思いを願いを希望を孤独を挫折を
ただ純粋に言葉に乗せて綴ろう。