ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

今どき珍しいねえと言われる「下駄」で1日歩いた結果

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お盆に墓参りに行くということで、せっかくなので下駄で出歩いてみることにしました。これまで草履やサンダルを履いたことはあっても下駄を日常的に履くことはなかったので、実際に履いてみた感想を書いておきます。 

そもそも下駄を履くことになった経緯

履きたい草履が見つからない

もともと草履を履いていたのですけれど、その鼻緒が切れてしまい、修理するすべもなく捨ててしまいました( ;  ; )僕が気に入っている草履は九州物産展でお譲りいただけるものなんですけど、なかなか物産展開催とタイミングが合わなくて、手に入らないんです。そしたら、近所で草履を履いてる家族がいて、その草履がどこからやってきたか聞けば「桔梗屋さんにあるよ」というので、行ってみることに。

桔梗屋さんにあったのは、下駄だった。

桔梗屋さんに行って「草履ってありますか?」と聞いて「あるよ」と言って出してくれたのは、言わずもがな、下駄でした( ;  ; )サンダルとか草履とか簡単に履いて外出できる履物を持っていなかったので、とりあえず、何か欲しいなあとは思っていました。下駄かあとは思いつつも、裏地を見ると、むき出しの木でした。ここにはとても魅力を感じたのです。あと値段。

草履なのにゴムがついていることの違和感、それを脱出するチャンス

プラスチックや合成樹脂なんかが使われているものに違和感を感じていました。草履なのにゴム、ビーチコーミングしているのにプラスチックのサンダルを履いてるみたいな。そういう見えなくなってる矛盾みたいなことに、すっごい引っかかってました。でも、むき出しの木に強く魅力を感じて決めました。そして、100円というロープライス笑 僕は下駄を履くことに決めました。

下駄を履いて1日歩き続けた結果

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普通の靴とは歩き方が違います

僕が持っている下駄は2種類。一つはお盆下駄。もう一つは日和下駄。後日もう一度桔梗屋さんに行ったら「お兄ちゃんいつも使ってるで、これあげるわ」と言って日和下駄をもらいました。僕がそのお店を使ったのは、100円のお盆下駄を使ったただ1度だけ何ですが....笑

日和下駄というのは晴れた日に履く下駄のことを指しますが、僕が履いている日和下駄の二枚の歯が思いの外、地面からの高さがあるんですね。

下駄の歩き方は、普通の靴とは違うんです。かかとから歩くのが靴の一般的な歩き方ですが、下駄は、違います。下駄は、地面に向かう歯を同時に着地させて、体重を前に倒すと同時につま先を地面につける。コンクリートと木が2度ぶつかるので、カタンカタンと音を立てながら歩いて行きます。

だから、慣れていない人はとても歩きにくいです。慣れてしまえば、こんなもんかという感じで歩けます。

カタンカタンと音が鳴り続けます。

下駄は、歩くたびにカタンカタンと音が鳴ります。初めて下駄を履くので僕はその音が風流だなあと思っていましたが、一緒に歩いていた人から「カタンカタンうるさいね笑」と言われちゃいました。外でも中でも静かにしたい場所でもどこでもカタンカタンなっちゃいます。女性がハイヒール履いて歩いている音がたくさんあった時代は、多分普通だったんだろうなあと訳の分からない想像を。

床によってはめちゃくちゃ歩きにくいです

スニーカーで歩いている現代人には想像に難しいかもしれませんが、外を歩いていたら「コンクリート」「点字ブロック」「レンガ」「ブロック」「側溝」「段差」「階段」など、思ったより凸凹してます。スニーカーだと、自在に変形しますが、下駄だとそうもいかず弾力性もないため、地面との衝撃がそのままに伝わってきます。

また、室内であっても、床材が木材のものもあれば、汚れを落としやすいようにツルツルとした素材を使用している場所もあるので、とても滑ります。

滑って転びそうになることも。

現代の履物としては下駄は使いにくいかもしれない

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下駄は趣があって手軽に履けるけれども、日常使いするにはハードルが高いかも。靴よりめちゃくちゃ体全体に衝撃が来るので、体力もすごく使います。ただ、体幹はめっちゃ鍛えられそうです笑

それでも僕は、しばらは履き続けようかなと思います。これ以外、履物ありませんから( ;  ; )