ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

箕輪厚介「死ぬこと以外かすり傷」

兄に贈る本の2冊目は、箕輪厚介「死ぬこと以外かすり傷」

 

渡す前に読んでしまえ。

 

そう思って読み進めました。なぜならこれは、僕が読みたい本だからです。読みたい本を渡す。自分がいいと思うものを、心から勧めたいと思うものを贈るというのは、一番に自分の裸を伝えられるものだよ!押しつけではないから、別に捨ててもらっても売ってもらっても構わない。ものは出来るだけ少なくした方がいいって知ってるから、受け取ったものはいつか別の場所へ流していってもらえればいい。何も思わないから、その点は安心してくれていい。

 

ところで、この本を読んでのことだけれど、この本が伝えたいメッセージ端的に表すなら「死ぬこと以外かすり傷」だ!ってこと。そして、熱狂しろ!ということ。

 

箕輪厚介さんは、編集者であり、編集長であり、オンラインサロン経営者であり、講師であったりと、さまざまな姿で生きている。けれど、その実は、会社員。会社員として働く傍ら(既に本業より収入はあるため、かたわらというのは少し変だが)オンラインサロンや講師、テレビ番組出演などさまざまに活躍しているのです。

 

僕は、捨て本でも書いたように、会社員であるということそこにかける時間を捨てて、ほかの時間を得たわけだけれど、箕輪さんはそれを両立させてる。というより、シナジー効果というか、ぜんぶが絡み合って繋がりあっていて、すべてがすべての行動のためになる生き方を体現されてる。

 

プロデュースも雑誌も、全部編集とも言ってる。

 

編集者という仕事が、世の中の出来事を記事にするというものであることから、寝ても覚めてもすべてが記事の題材となりうるゆえ、仕事とプライベートの境目はほとんどないという。全部仕事とも言えるし、全部あそびとも言えるのだという。おもしろい。

 

ブロガーも似ているけれど、そこにかかわる人の数と規模が違う!

 

また、彼がそのふたつを高めあいながら両立させることができているのは、人に恵まれたということと、その根本的な要因である、自身の魅力的なキャラクター性にある。こわもてそうにみえて、話すと優しいタイプってのはいつの世も魅力的なもんだ。

 

この本を読んで、オンラインサロン入ってもいいかなとか思い始めてる。

 

会社はお金をもらって働く場だけれど、オンラインサロンはその逆で、お金払ってでも働くって感じ。正直、これは新くもなんともない気もしていて、昔からあるっていうか。僕が所属してる美浜まちらぼってのも、みんな年会費払ってボランティアしてる。そのネット版であり、もっとクリエイティブで、対象地域が限られない。それがオンラインサロン。

 

会社に入って思ったのは、仕事すればするほど人に会うチャンスがなくなってゆくということ。同じいちにちのはずなのに、休日に外に出ると、人に会える。同じいちにちなのに、変な話。だから、オンラインサロンっていう、会費払ってでも、いろんな人と繋がれてさまざまな技術交換までできるコミュニティに入るのって、すごくいいなぁって思いました。

 

そういえば、本の中にこういう言葉が出てくる。

 

読者には申し訳ないけれど、この本を読んで一番成長するのは読者ではなく、編集者。

 

取材した人やものを徹底的にインプットして、その一部を集めてまとめて編集して本にしてるから。

 

成長するため、自分をアップデートするためには、やっぱりアウトプットすることが大事だし、その過程にある編集という作業を自分ですることってとても大事なんだなって、この本読んでよくわかりました。

 

 

 

 

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