馬鹿っていうやつが馬鹿なんだ!
兄とラインをしていて、無知って可能性に満ちてるよねっていう話になりました。どんな兄弟なんだ。
知識をもっている人からすれば、負け犬の遠吠えのように聞こえるかもしれませんが、なにも、そんな風に思っているわけじゃあないんです。それこそ、頭の良さそうな人が好きそうなカタカナの名前の人、そうそう、ソクラテスっていう人がいてね。
その人はいろんな知識者と話しているうちに「自分は案外、世の中のことをよく知らないのだな。」と気づいたのだそうです。これが、無知の知というやつらしいのですが…知らないからこそ知ろうとする好奇心のパワーはなんと絶大で、あたかも知っている風な人は、そもそも自分の知らない世界を認めづらいから知ろうとすらしない。
だから、無知な人の方がより物事を知ることができるということなんですね。
何も知らない物覚えの悪い人のことを「馬鹿だ」と罵る人がいるらしいのですが、ぼくが小さな頃には『馬鹿っていうやつが馬鹿なんだ!』と、そんな言葉を耳にしたと記憶しています。自分も言った覚えがあります。
子どもながらそんなことを言い合っていたワケなのですが、今思えば、なんと哲学的で、それでいて真理をついた言葉なんだろう。と、思うのです。
今の僕は、とても無知です。
何も知らないのです。
かと思えば
あんまり知りたいこともないのが、なんともぼくらしいのです。
なんにせよ今は、目の前にある大量のレトルトカレーをどの順番で食べようかに頭を悩ませております。
ミニレゾ