ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

あわてないでいい。

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夜、ずーっとずーっと長い道を歩いてた。海辺で風が強く吹いていて、車は僕のすぐ横を走っていく。境界線なんてなく、勢いよく通り過ぎてく。死との境目を歩いた。

 

前の車のライト、後ろの車のライトが辺りを照らしていた。

 

でも僕は逆のことを思った。

 

この光があると、影ができる。

そんな風に思った。

 

スマホの明かりも同様。

 

光を見つめれば見つめるほど、光をの中に入るほど。そこから見た景色には、いつも影があった。

 

でも、月が照らす光に影はほとんど姿を見せない。むしろ、強い光が道を照らすより、ずいぶんとわかるような気がした。

 

あたりは暗いんだけれども、ほんのり明るくてみえる。強い光で足元を照らしたって、その先は見えない。

 

わざわざ辺りを照らさなくたって、そのまま進めばいい。

 

今、とてつもない孤独の中で、とぼとぼと歩いて「もっと頑張らなきゃ」「はやく次の光をみつけなきゃ」って焦らなくていい。無理に光になる必要はない。

 

ただ、今いる状況さえつかんで、後は好きにすれば良い。ちゃんと僕たちは歩いていけるから。

 

 

 

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