ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

こんな病気だったらなってもいいなあ。

今日は、美浜町の海岸に流木を拾いに行った。

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海に来るときは、大概、歌をうたう。自分の歌を。誰か見ていても気にしないのが僕のルール。それに、歌ってたとしても誰も声をかけてこない。そんなことは一度もないもの。ルールということでもないけど、ただ気にしないだけ。

 

流木探しながら歩いてたら、よくある石垣みたいなやつがあったから、カッコつけて写真をとった。

 

そのまま流木を何本か抱きかかえて歩いていたら、疲れた。だから、まとめて置いておいた。明日もう一回取りに行かなきゃ。

 

重い荷物を置いて、進んで行ったら、穴だらけ。

f:id:minirezo:20170420210247j:plainどうなってんのか。

すると、遠くにトラック。それから人影がある。

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これが、おじさんとの出会いだ。

 

といっても、名前は教えてもらってない。でも、素敵な人で、30分以上僕の相手をしてくれた。

 

いやいや、そんなことより、穴を開けた張本人がおじさんだ。

 

「何をしてるんですか?」

「釣りのえさとっとんだよ」

 

そういって、ちょっと形の変わった、踏み足しやすそうなスコップを一気にザクッと!水が溢れた柔らかい土にさして、テコの原理でくいっと土を持ち上げて、スコップを返して、土の塊をほぐす。

 

すると、ミミズのようなもんが出て来た。

 

「じゃむし」

 

といって、にまあっと笑い、腰につけた、白いポリ容器に入れた。

 

「今の若いもんはよお、擬似のえさみたいなのつけてやるんだわ。でもよ、年寄りはあんな釣り方できんもんで、こうやって餌を自分でやるんだわ。」

「まあ、毎日、暇だもんでよお。でも、えさ代だけでもバカにならんだろ?年金暮らしだからよ。」

 

なるほどなあ。僕は暇が好きだけど、究極的に暇になると、釣りの餌を取り始めるのかと感心してしまった。

でも、ここいらの人たちは、昔は釣りしたり泳いだりして遊んでいたようだ。そりゃそうだ。

そういえば、以前にあったおじさんなんかは、木の実をパクパク食べてたっていってたなあ。

 

そんな記憶を辿ったりしてたら、突然おじさんが、

「わし、病気だもんでよ」

 

え?今なんて言った?2秒くらいポカンとしてしまった。

 

そしたら、おじさんが「やみつきってこと」って言いながら、またにまあって笑った。

 

一瞬の憂いを返して欲しいくらいに、僕は幸せな気持ちになった。

 

「だってよ、これ一匹で、タイ一匹釣れるんだ!他にも魚いっぱい釣れる」

「こりゃ、一回やった人は、みんなやみつきになるねえ」

 

こんな素敵な病気にかかってみたいもんだって心から思ったよ。

言葉ってのは面白いね。

そうだ はがきを、書こう。

「伝え方が9割」を読んだこと、
今読んでいる西加奈子の「うつくしい人」に心が動いていること、
そして、住所録の作成に取り掛かろうとした時に「気づいた」ことの

3つが理由で、気が変わったんだ。

SNS離脱計画、改め、「百葉箱企画」とする。

経緯を話せば、短い。
それは、単純だ。

SNS離脱計画」というのは、なんだか気分が悪い笑

というのも、自分がこの1年間で僕の友人たる人たちに連絡し、
SNS以外で彼らに連絡をとる方法を確保していくのに、
SNS離脱というのはなんとも説明が面倒であるし、
何より、SNSを離脱することが実の所、目的ではないからなのだ。

どういうことなのかというと、

僕は、ただ単にSNSを離脱したいということではなく、
「それ以外の方法でやり取りしていきたい」というところにある。
SNSじゃあなくても繋がっていられるし、
これまでの人は少なくともそうしてきたであろう。

それにSNSを気にすることは悪いことじゃあないと思う。
そうすることで、相手を思うならそうだし、
その人に必要な情報を得たいがためなら、目的を果たしているとも言える。

だから、SNSを気にすることは悪いことじゃあない。
今の僕は、まだ利用者だから、多少気にすることもある。

でも、もっと外に目を向けるべきだと思った。
文庫本よりも小さな画面に世界を見るより、
顔を体に平行にし、時に屋根のように傾け空を仰ぐのもいい。
もっと素晴らしい時間を愉しめるのではないかと思ったよ。

SNSではなく、できれば電子メールでもなく。
誰かと想いをつなぎ、願ってみたい。

だからこそ、思いついたのが「百葉箱企画」である。

「百葉箱企画」、それは100の葉書のこと。

百葉箱は、気象観測のためのもの。
ここでは、100の葉書が入った箱と解釈した。

それが、百葉箱。

はがきは、一葉とも一枚とも一通ともいう。
だから、百葉入った箱ということでもいい。

この企画は、2017年で届く葉書が100あることを目標とする企画。
そして、大概、向こうから届くことはないから、
こちらから送ったものへの返答が大半になるだろう。
それでも半分くるかどうかというところかもしれない。

年賀状に限らない。
暑中見舞いも、日々のたよりもなんだっていい。
2017年だけで、100の葉書が僕宛に届くことを目標に
SNS離脱」をしていくことにする。

僕は最終的に、はがきや手紙などでやり取りをしたいくらいだから。

百葉箱企画は、こんな感じの流れだと思う。

  1. 一人一人、連絡をする。
  2. 会って話すか、SNS上で連絡先を聞く。
  3. その内容をもとに住所録を作成する。
  4. 住所をもとにはがきを書いて出す。
  5. 日常生活を送る。
  6. はがきが届けば嬉しいし、あとは、日常を送る。
  7. またはがきを送る。

これの、1から3がちょうど、SNS離脱計画に当たるところ。
まあ、その目的として、はがきを出すことが出てきて、
その目標として、2017年中に100の葉書をもらう。
そして、名前が変わったというだけの話である。

そして、SNSを止めることが簡単になったわけじゃあないし、
住所録は手書きで作るつもりだから、
使いやすい方法はないか模索するのもなかなか手ごわいところだ。

最後に。

なかなか生き方を変えるのは
時間のかかるものだから、気長にやっていこうと思う。

読書マラソンも同様。
ときたま、ブログに経過をのせるので、
気長に見守っていてほしい。

 

 

 

では、またね。