ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

ジョン・レノンという名のめがね

これは、新調しためがねについての、お話。

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ジョン・レノンという名のめがねをかけたミニレゾ @ Free Ride CAFE

 

選んでこなかったカタチ

いつか憧れていた丸眼鏡。

いつかいつか。

 

そう言って選んでこなかったカタチ。でも、もういいよね。もういいよねって思ったの。

 

サングラスまでついていて奇抜といえば奇抜で、変といえば変。その名の通りジョン・レノンだから似合ってたもんだし、僕の顔に合うもんじゃあないとも思う。

 

日本じゃ、こんなメガネかけてたらネタみたいに思われる、そんな空気もある。それよりもこっちのカタチの方が無難だと思うけどって言われる。

 

でも、そういう言葉にはいったん、蓋をしてみた。蓋しちゃった。

 

憧れてきたカタチ

僕は小学校の頃からめがねをかけてきたけれど、すっごーい無難なものしか選んでこなかった。

 

四角いめがね。

黒縁のめがね。

少し大きめのめがね。

 

でもずっと憧れてきたのは、大学時代に出会ったタケさんという男がかけていた、あのイタリア製の丸めがね。

 

本当にかっこいいなぁって思ったけれど、自分には手を出せない額のものだったし、そんなものは自分に不釣り合いだって思うようにしてたから、考えないようにもなっていった。

 

でもやっぱり憧れは持ち続けていた。

 

選んでこなかった理由

めがねを買いに行く時、僕はやっぱりあの憧れを思い出していました。

 

だから僕は次第に、少しずつ少しずつ丸めがねに近いカタチを求めていった。

 

でも、ジョン・レノンのような極端なものを気になってる素振りを見せれば見せるほど「それはやめて。」という反応が返ってきた。

 

社会的に、家族的に、一般的に。差し支えのないものを選ばされてきた。そういう環境にいた。

 

そして、僕もそれが普通だと思っていました。どうせ自分がやってみたいことは否定されて当然で、周りが言ってることの方が正しい気がする。そんな風に思ってきていたように思います。

 

この両側面がちょうどマッチしてきてしまったから、僕は丸めがねを選んでこれなかったんだって。

 

そんな風に今は思います。

 

僕がジョン・レノンを選べたのは

ミニレゾは、心の底からこのめがねをかけたいと思った。憧れを抱いてきたカタチが目の前に現れた時、他に候補としていためがねはどっかは行ってしまった。

 

かけたいと思った。

 

そして、僕は社会的にも家族からも独立していて、僕は僕のままに自分の生活の道具を選ぶことができる環境にいるんだということに気づいた。

 

ぼくはぼくの選択を優先できる。

それが、このカタチを選べた理由。

 

すごく後付けなことを話すと、最近観た「Yesterday」という映画ではBeatlesを感じて、東京では篠山紀信が撮ったジョン・レノンオノ・ヨーコのキスの前で写真を撮った。

 

この「流れ」ってのも必要だった。

 

くだらない選択かもしれない

正直、くだらない選択をしたのかもしれない。5000円でめがねを2本作れるっていう赤札堂で、20000円のめがねを1本作った。

 

正直、コストパフォーマンスは悪いし、普段使いには使いにくい「サングラス跳ね上げ式の丸めがね」を選ぶことって、全然、合理的じゃない。

 

でも、使ってみたいと思った自分を殺すことだけは、もう嫌だった。僕は使いたい。使いたいと思った自分に使わせてあげる。使わせてあげられるのは、唯一、自分。

 

だったら自分がその選択をしてあげるしかない。

 

だから、そのものがいくら使いにくいものだろうと「自分の心を裏切らないものを求めること」は、全然くだらなくないんだって思ってる。ううん、僕はそう思ったんだよ。

 

ジョン・レノンの困りごと

サングラスを跳ねあげないと常にサングラス状態になっちゃう。サングラスを跳ね上げると太いでっぱった眉毛をつけてるみたいにもなる。しかも、前のめりに重たい。

あとちょっとどの合わせ方が微妙だったのか、ちょっとふわふわする。

 

ジョン・レノンの嬉しいこと

憧れているカタチのめがねをかけることができていて、自分の心と行動がリンクしているということ。それが心地よい。

 

量で数えると困りごとの方が多いのは確かなんです。でも、それ以上の価値があるから、僕はこのめがねを選び、今かけています。

 

幸せ。

 

 

 

これが、

ジョン・レノンという名のめがね

にまつわる、お話。

 

ジョン・レノンモデルのめがねなの。

 

 

 

 

ミニレゾ