ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

僕が生きる意味は「ただ暮らす」ところにあります。

僕がどう生きて生きたいかを書いています。

 

僕は働いたことがありません。

僕は働いたことがありません。
今年22歳になる随分な大人ですが、
正社員や役員など責任のある働き方をしたことがありません。
働いたといえば、パソコン教室で3ヶ月ほど先生をしていたことと、
テーマパークで4か月ほどホットスナックの提供をしていたくらいです。

そのおかげで、パソコンに関する知識はそれなりにありますし、
とりわけ機械関係のことに抵抗はありません。
テーマパークでは連休に人がごった返しますから、
僕がちょうど入っていたゴールデンウィーク中の
かき氷の売れ行きはすごいもので、綺麗な山にすることに責任はもてます。

だから、いざ働き口がないとなれば、パソコン教室で先生はできるかも。
でも、今時の小学生はプログラミングを学んできてるから、
そのあたりの高度な知識をつける必要はありそうですが。
でも、もしパソコン教室が無理でも大丈夫です。
かき氷屋さんで働かせてもらいましょう。

今時のかき氷屋さんは、氷の暖簾を掲げてチリンチリンとする
僕の大好きな昭和の香りがする感じではなくなってきました。
かき氷は夏の風物詩ではなく、季節を越えて冬はもちろん、
年がら年中食べられるようになっているんです。

これなら、いつでも働き口はありそうです。

と、まあ、こんな感じです。
できることはありますし、こうして動く口も働き口もあるのに
いつもいつも口ばかり。そこに行動はありません。

なんでかといえば、
僕は働くことに適応してないから、ということになります笑(どーん)
言い換えるなら、働くことへのモチベーションがないんです笑

 

働くことへのモチベーションがない自分

高校生の時によく言われました。
「あんたバイトしんの?」「バイトしてないのに….」とね。
でも、僕はバイトしませんでした。
というか、しようとはしませんでした。
パソコン教室のバイトも全く意欲的ではありませんでした。

どうしてかっていうと、
ただ単に、「外に出たくなかったから」です。
それは22歳を前にした今も変わっていません。
そして、今もアルバイトもせず実家に寄生しています。

「ただの陰キャラじゃん」と鼻で笑われそうだけど、
全くその通りだと思ってます笑
でも、僕にはそれの何が悪いか分からなかったので
随分と前からそれを受け入れながら生きてきました笑
おかげ様で今では地元で唯一の「地球一周の船旅をした人」です笑

雨の日にやりたくもない「仕事」をするために
決まった時間に決まった場所に行って
誰の役に立っているかも分からないことをする。
「バイトも経験の1つ」とよく言われましたが、
僕にはそこで得られる経験に価値を見出せませんでした。

それに「お金を稼ぐ」ことへの抵抗がありました。
どれだけパソコン教室で高度な内容で生徒さんと友好な関係になって
毎回笑いながら仕事をしていても、その仕事ぶりに
自分への報酬が見合っていない気がしていたのです。
それは「少ないじゃあないか」ということではなく「こんなにもらっていいのか」と。

 

お金の必要性のなさ

そこには僕のお金を使うことへの抵抗感もありました。
というより、そもそも僕はお金の必要性を感じてなかったように思います。
裕福な家庭に生まれて何不自由なく育ったという家庭です。
でもそれは、僕が何でも買ってもらえて、好きなものを食べて、
欲しいものを好きなだけ手に入れることができた、ということではありません。

時に、両親が家に帰ってこない日も
兄弟で歳が離れていることから一人っ子のような
孤独感に苛まれていた日々もありました。
僕個人としては、結構辛いものがありました。
しかも、それを直接家族にいう勇気もありませんでしたからね。

でも、そんな中でも僕は何の不自由もありませんでした。
なぜなら、そもそも僕自身に「お金を必要とする欲求」がなかったんです。
全くなかったとまでは言いませんが、
他人に比べて少なかったように思います。
それに、お菓子を買うだとか、間食を食べる、外食をするなどはほぼなかったです。

もし、僕が欲しいものを買うときは、
小さなお小遣いをじっくりじっくり貯めて
大きいものを買う方がよっぽど嬉しかったです。
それで買ったニンテンドーDSiPod classic
僕の子ども時代を十分に充実させてくれるものでした。

だから、僕は僕の手元にあるだけのもので
どうやってやりくりしていくか。
どうしたら、これであの大きなものが買えるのかを考えてました。
数少ないパソコンのバイトやテーマパークでのバイトも
必要以上にシフトを入れることはしませんでした。

お金があればきっと消費することはできましたが、
消費したいものがないのに、
お金を稼ぐ、つまり働くことに理由を見出せなかったのです。

 

流れていくものに全く関心がありませんでした。

中学生の時も、高校生になってからも、
そして大学生に入ってからも、
ファッションなんてものには全く関心がありませんでした。
まあ多少、外に気を使うことはありましたが、
新作がどうだとか最近はあれが流行っているから
というのは全くついていけなかったです。

最近流行っているゲームはどうとか
マリオカート一緒に買おうぜみたいなことも
楽しそうだったし、実際やらせてもらったことはあったけど、
自分で買いたいかと言われれば全然欲しくありませんでした。
それよりかは1つのゲームをずっとやっている方が僕にはあってました。

だから、そういう流れの速いものへの関心がなかったぶん、
僕以外の人より「お金の必要性」が低かったことにも繋がるかもしれません。

ファッションに関心があると美容にも関心をもつし、
靴、パンツ、アウター、アクセサリー、手袋、帽子…….などなど
もう幅広い分野への関心になってくるし、それが広がれば広がるだけ、
お金の必要性が高くなってくる。それに、ファッションは流れ行くもの。
だから、また新しいものが欲しくなって、お金の必要性がどんどんと増す。

そのサイクルに入らなかったのことに、
今の自分からあの頃の自分にお礼が言いたいくらいです。
僕は、そんな消費のサイクル、御免ですからね。

それに、そのために働くなんてのも御免です。

 

僕が必要とするお金とは。

それは、ただ流れていく流行やファストフード・ファストファッション
追いかけていくためだけのお金、
実は必要としていないのに、周囲の影響で欲しいとさせられた
虚構の欲求を満たすためのお金への必要性は
僕の中に全くと言っていいほどありません。

ただ、深い意味での憧れからくる
自分の位置を高めるための物欲は時々、あります。
でも、自分のできる範囲で補おうとするのが大半です。

では、何のためのお金が必要か、ということです。

それは、暮らすためです。

 

生きるということの無力感

人が生きるということに理由なんてありません。
理由なんてないんです笑
だから、人が生きるということは大変なんだと思います。

動物や植物や多くの自然がどんな脈絡で生まれ
何のために生きているのかをそれぞれが考えているとしたら
ぜひ聞かせて欲しいくらいで、
おそらく、この世に生きる命は、
生きているということに意味を見出せていないと思います。

生きていることに意味が見出せないことの
無力感といったら、きっと苦しいものだと思います。

とても身近なことで言えば、
普段働いている人が連休で今日はOFFデイといって
家の中にいるだけだと、何かやることはないかと探してしまったり、
友人らと「なんかそわそわしちゃうよね笑」と話をするのもそのためです。
何か目的をもって動いていないと人はある種の強迫観念に襲われるのです。

「働かなきゃ」と。

だからこそ、「あの人を笑顔にするために働いている」とか
「苦しいこともいっぱいあるけど、ありがとうの一言があるから」とか
「めちゃくちゃ難しいけど自分を高めていくことがやりがいですかね」とか
人は何かしらの意味を見出しながら生きているわけです。
対称に、それを見出せなかった人が自殺していくとも考えられます。

だから、「どうして自殺なんかしたの?」という疑問は
まったくその人を理解できていなかった証拠だし、
その人にとってみれば、「人はどうして生きているんだろう」という
何とも不気味な疑問も、あって当然ということですが、
それを誰も理解してやれないのも現実です。

なぜなら、それを聞かれた人は生きる理由を見つけているんですから。

 

生きることは、働くことではないと、僕は思います。

人は生きることと働くことを混同して考えています。
と、僕は思います。
働いている人がそれで納得しているならいいですが、
「そのために働いている」ということを「そのために生きている」
ということに置き換えて言うのはどこか勘違いを孕んでいるようです。

僕にとって、働くことと、生きることは別のことですから。
働くことがない人が何を言ってるんだって?
ええその通りです。でも今だから言わせてください。
僕は、働くことのために生きていきたいわけじゃあないんだということを。

たとえ人が生きがい、つまり生きていることの理由を
働くことで満たすのだとしても、そこに意味を見出すのだとしても、
僕はそこに生きることの意味を見出すことはできないのです。

なぜなら、僕が生きていくことの意味は
「ただ暮らす」ところにあるからです。

 

僕が生きる意味は「ただ暮らす」ところにあります。

人が、1日の大半を住まいの外で過ごしているのはなぜでしょうか。
なぜ毎月、何万円もかけて保持している住まいにいる時間の大半が
「寝る」という行為のためだけなのでしょうか。

ええわかります。
「働くため」です。働くために外に出ます。

「じゃあ、お前はお金はどうするんだ」
「生きていくためにはお金が必要で、お金を稼ぐには働くことが必要になる!」

ええそうです。
だから僕は、自分が暮らすための働きはするつもりです。

でもそれは、社会のために役に立つかどうかは別にして、
少なくとも僕が生きていく知恵として必要になることが
学べる場所で働きたいと思っています。
僕が暮らすことに必要な知恵が学べる場所です。
かつ、僕の暮らしを阻害しないものです。

そもそも、人が働く必要なんてないはずなんです。
もちろん働きは必要ですが、それは賃金労働ではありません。
みんなで食料を確保して生きていく方法を互いに実践していくことが
本来は最も大切なことなんです。
それを、みんな忘れているんだと僕は思います。

僕の暮らしは、ただ平凡なものです。
ずば抜けて裕福でもなく、ずば抜けて貧しくもない。
そのくらいが僕の理想の暮らしであり、
その暮らしを新しい発見と出会いを繰り返しながら
維持していくことが、僕の生きていく意味なんです。

 

フィクションに生きる僕ら。

そんなことを思ったのは、
この世界がフィクションばかりでできていることを知ったからです。
この世界は、実体のないものばかりです。
そのくせして、正解と正義を求めています。
それすらも実体がないのに、です。

友人に「自分は就職するつもりは全くないんだよ」と言ったら、
「例えば、もし結婚するってなったらどうするんだよ。養っていけるのか?」
と、言われたことがあります。

確かにこの年齢になれば、そういう話も出てきます。
それは分かります。
でも自分が将来結婚するかもしれないという未知数に左右される今は、
本当に有意義な選択をしていると言えるんだろうか、と。
ともすれば、結婚、有意義な、選択。

それらも、得てして、フィクションに過ぎないのに、です。

僕が就職しないことと、僕が結婚するかどうかに全く関連はありません。
それを「お金」で結びつけようとするから不毛なんです。
お金なんてのは「ただの紙切れ」で、
人が価値があると信じているから成り立っているものです。

あえて、フィクションという世界観で話すなら、
そのただの紙切れがあるだけで、結婚のゆくえが左右されるはずがない
ということは言っておきたいと思います。

なぜなら、互いにみているフィクションも違うからです。
たまたま相談した友人と僕が見ているフィクションはそれぞれ違った。

そして、彼のフィクションは、
お金があった方が結婚した時に安心だというもの。
対して、僕のフィクションは、
お金がなくて結婚しても、暮らしがあるならそれでいいというもの。

僕は「もしも自分が結婚する時に十分なお金がなかったらどうしよう….
なんていう不安を安心に変えるための準備よりも、
自分の生き方が誰かに共感して、その人とともに
少ないかもしれないけど、その小さな時間を暮らしていく方がずっといい。

と、僕は思うのです。

 

最後に。

色々と書きましたが、とにかく僕は、
「ただ暮らす」ために生きていきたいということです。
ここに書いたことはぼんやりした内容のものばかりですが、
具体的な計画も着々と、考えています笑
それについてはまた今度にします。

できることなら、クラウドファンディングで始めてみたいものです笑

では、またね。

映画「サバイバルファミリー」に学ぶ8つのこと。本当はもっとあります。

もしも、ライフライン全てが止まったら?
電気・水道・ガスその全てを捨てて、僕らは暮らせるんだろうか?
その問いに、僕たちは答える必要がある。胸を張って。(注意:ネタバレあり)

 

ー すべてがOFFになると、人間がONになる。

「サバイバルファミリー」予告編 より)

 

この映画、みんなに見て欲しい!

昨日のレイトショーで見てきました!

 

この日本で、まさか電気が止まるはずがない。
この日本で、まさかガスが止まるはずがない。
この日本で、まさか水道が止まるはずがない。

この日本で、まさかスマホが使えなくなるわけがない。
この日本で、まさか電車が止まるはずがない。
この日本で、まさか飛行機が飛べないわけがない。
この日本で、まさか食料に困るはずがない。
この日本で、まさか車が乗れなくなるわけがない。

この日本で、まさか自分が野宿するはずがない。
この日本で、まさか…..

ー それが起こる映画です。

たった今も、こうして生きているこの世界(つまり日本)が
いかに便利なものかを見せつけられました。

そして、それとともに、いかに不便な世の中を作ってしまったのかと、
いかに人としての潜在力を遠ざけるような世の中を受け入れてしまっているのかを
本当に強く感じさせられた映画です。
僕個人の感想です笑、全ての人がそう感じられるかどうかは分かりません。

でも、ぜひ見に行って欲しいです。
この映画の通りのことが起こるのなら、
「サバイバルファミリー」のDVD発売までに、
もしかしたら……ってことがありますからね笑

映画「サバイバルファミリー」って?

 

マンションの一角に住む何の不自由のない一家に
電気・水道・ガス(ライフライン)がない日が突然にやってくる。

そんな危機的状況で、社会の中でバラバラになっていた家族が
信頼と愛を取り戻し、それぞれの役割を果たしながら、
「必死に」生きる姿 ー人が生きることの本質ー を描いた映画、です。


「サバイバルファミリー」予告

この映画、電気がなくなる映画じゃあありません。

全てのライフライン
「電気」「ガス」「水道」が突如としてなくなる映画なんです。
しかも突然。理由なんてありません笑

豪華なキャスト!

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他にも、時任三郎藤原紀香渡辺えりなど
サバイバルをかけた重要な状況に登場します!
それも楽しみながら見るのも有りだと思います!

また、家族それぞれのキャラクターも引き立って、
その感情の移り変わりやその立場にあった思いも
分かりやすいほど伝わってきます!

ここから、4000字近くあります笑
8項目に分けて書いてますので、よかったら読んでください。

 

サバイバルファミリーで教えられた知恵と気づき

1)人は電気のことを忘れてる。

普段何気なく使っている電気。当たり前に思っている電気。

スマートフォン・パソコン・テレビ・固定電話・ファックス
コピー機・照明機器・IH・炊飯器・電子レンジ・洗濯機・冷蔵庫など
本当に様々なものを電気の力を使って活用し
人の生活は成り立っていて、
電気は僕たちの生活になくてはならないものになっている。

僕がこのブログを書けるのも、電気があって、
その電気は家のコンセントからプラグ・充電器を経て
パソコンに充電されているから活用できる。

じゃあ、家までどうやってくるか。
各種発電所で発電したものを無数の電線を通って暮らす家に届く。
そのためには、化石燃料を使用したり、原子力、水力など
様々な自然エネルギーと資源を活用する必要がある。

しかしおそらく、そういったシステムを動かしているのも
電気であるということ。

水力発電で言えば、水門を開いたり閉じたりしているのも
おそらく電気なんだと思う。
作品中にも、住民が水道局のタンクの水を求めるが、
タンクの開閉が電力だから供給することはできない
というシーンが出てきます。

いかに電気が僕たちの生活に浸透していて、
「ある」という状況になれきっているかを確かめる必要があるんです。
それとともに「ない」という状況になった場合、
使えなくなるもの(つまり電気でのみ稼働するもの)は何かを考えて、
対策を普段から準備しておく必要があるなあと感じました。

何が「電気」によって動いているのかを
改めて見る必要がありそうです。

 

2)ライフラインという言葉の本来の意味

ライフラインといえば、水・ガス・電気のことでしょ?」
って思ってましたが、この映画を見てから変わりました。
というか、改めて思い知らされた、当然のことです。
(これらに加え、通信・交通など都市生活を支えるシステムのこと)

ライフラインというのは、「人が生きるために必要な生命線」だということ。
だから、家には水があり、電気があり、ガスがあるんだと思います。
今はオール電化ということもありますが、一辺倒に「便利」ということではなく、
それは電気という生命線がなくなった時のリスクを非常に高める選択とも
言えるのかなと思いました。

 

3)ライフラインがなくなっても、生きることより会社が大事!?

映画の中では、深津絵里演じる天然お母さんが
電気や水道などのライフラインがないことで
色んな策を講じていて、カセットコンロに火がついた時
天然お母さんはすごい喜びました!が!
もうみんなは、学校や会社に足早に向かって行きました。

しかし、電気で走っている電車が止まってしまっている状況でしか。
そんな中、小日向さん演じるさえないお父さんは、なんとか会社に行きます。
でも、会社の前で中には入れない人たちがあふれていました。
だって、「自動ドア」が開かないんですからね。
そりゃあは入れないわけです。

いざ入ったとなっても、もちろん電気はありません。
だから、パソコンも固定電話もメインサーバーも落ちてるし、
コピー機も給湯器も何もかも使えません。
この現代で、まさにシェアの時代ですから、紙媒体の資料なんて少なくて
ほぼ全てが電気で成り立っているシステムの中なんですよね。

仕事すらもできなくなります。
たとえ、自分がいる会社だけ動いていたとしても
他の会社の電気がなかったら自分たちも動けないわけです。

信頼というフィクションで成り立っている社会ですからね。
きっと向こうもきちんと動いてくれるだろうという信頼。
電気がなくなること、それは、
ともすれば信頼をなくすことにも繋がるかもしれませんね。

でも何より、電気だけじゃなく、ライフラインが滞った時に、
会社に行くような生き方より、自分の身を守れる生き方がしたいです。
もし会社勤めをするなら、それを許容してくれる会社がいいです。
甘いですかね笑

会社より生きることの方が大事だと思うのは僕だけですか?笑

 

4)きっと空に星はある。

なんてロマンチックな言葉でしょうか笑
でも、僕はその通りの意味で思いました。

劇中、電気がなくなったその日の夜
ろうそくの火で灯をともし晩御飯を囲む家族。

ライフラインがない状況でも、それぞれが
スマートフォンの電源が入らないことに苛立ち、
ヘッドフォンから音楽が聞こえないことに不満を募らせ、
パソコンが使いえない状況で必死に手書きで資料を作る。

そんな中、天然お母さんが空を見ました。

そこには満天の星空。もちろん、映画ですから合成ですが笑

でも、地球一周の船旅を通して僕は知っているんです。
真夜中、洋上、電気も何もない場所で空を見上げればそこには….
満天の星空が広がっていました。
それも頭上ではなく、ただまっすぐ、目線の先に見えるんです。

だからきっと、地上の電気全てが消え、空を照らさなくなる時。
僕たちの頭上には、いや目線の先には
きっと無数のまばゆい光の粒がちりばめられているはずなんです。

僕が暮らしているところは、田んぼも川もあって都会より空が広いので、
普段もある程度星が見えるのですが、
道をゆく車のヘッドライト、等間隔に並ぶ街灯、コンビニの照明、
つけっぱなしの部屋の電気、信号機の光……
その全部が、もしも消えたとしたら…..

それはきっと、絶景と言われる都市の夜景より
素晴らしい夜景が月とともに現れることと同じことなのかもしれません。

 

5)保存食ってめっちゃ大切だし、お金よりも食料が大切。

保存食ってめちゃくちゃ大切です。
東日本大震災阪神淡路大震災熊本地震
大規模な地震に加え、伊勢湾台風など
さまざまな災害や人災を受けてきたこの日本で、
保存食の大切さを知らない人はいないと思います。

保存食といえば、カンパンやレトルトカレー宇宙食まで様々にあります。
でもそれだけではそこがついてしまいます。
しかし、都市生活に慣れきってしまっている僕らは、
食料を確保する力、生産する力がほとんどの人はないと思います。
少なくとも今の僕にはありません。

それはお金を生み出す力とは全く関係ありません。
もしもライフラインが断たれた状態では、お金よりも食料が大切です。

劇中はじめの方は、水一本2500円などで売られるシーンもあります。
しかし、日が経ち、ある米屋でのシーンでは、
高級時計と米を交換しようとするあんちゃんに対して、
店主のおばちゃんが「そんなもん何の役に立つんだい?」と言っています。
いくら資本主義の中で価値があるものであろうと、関係ありません。

食料には食料で交換するのが「普通」なんです。
それに、保存の効くものであれば、時間が経っていても、
交換することもできますよね。

腐敗の早いものよりも保存の効くものを
少しずつ食べていくことが命を紡いでいく上で本当に大切なんです。

ライフラインがなくなり食料の確保ができなくなった途端、
資本主義経済は一挙に崩れ、ギフト経済が姿を現すわけなんですね。
ギフト経済は、近年注目されている経済の考え方です。
それについてはまた今度。

 

6)何が食べられるか(体内に入れられるか)を知ること。

先ほど挙げたレトルトカレーなど、
そもそも保存のために作られたものを備蓄しておくことは大切です。
例えば、鯖缶や焼き鳥缶などもライフラインが断たれた場合に
有効な食料だと思います。お腹も膨れますしね。

でも、スーパーマーケットやコンビニに行っても
みんなが同じことを考えますから、もちろん食料はありません。
(ちなみに、レジは電子機器でクレジットカードなんかも使えません。)
(現金のみでの会計です。劇中にもそんなシーンがあります。ATMも無理)

じゃあ、どうやって確保しようかというとき、
本当に非常事態の時の対策です。

そもそもヴィーガンをうたってる僕がオススメしていい内容もありますが、
とりあえず劇中に出てきたものを紹介します。
・バッテリー精製水(ホームセンターなどで売っているカー用品)
・猫缶、犬缶
・山菜
・魚の干物
・肉の燻製 です。

バッテリー精製水は、飲めます。
そもそも精製水というのが、不純物を取り除いた水のことなので
薬局で売っている精製水も飲むことができます。
ただ、あまり美味しくはないです。医療用は飲んだことあります。

猫缶、犬缶は食べたことありませんが、
鮪など魚や肉などを基本に作っていると思うので、
食べられることは食べられると思います。
劇中では「こんなもん食べられるか!」と小日向さんが叫んでいます。

猫缶、犬缶に美味しいかどうか以外に僕が懸念しているのは
人間への使用は認可されていない化学調味料が使用されているということです。
どんなに危機的状況でも普段から化学調味料を避けている人は
厳しい選択になるかもしれません。

魚の干物や肉の燻製。これは全く頭にありませんでした。
ですが、生ものであったにもかかわらず一気に保存食になります。
その流れで、野菜の漬物も十分に保存がきく食料になります。

どちらにしても塩は確実に必要になりそうです。

今僕はヴィーガンとして暮らしていますが、
ライフラインが途絶えた災害時の状況であるのなら、
魚も肉も食べていいかなと思います。
でも化学調味料はお断りです笑

というのも、僕がヴィーガンをしているのは、環境への配慮からです。
もしも、そうではなく、自分で飼育している命があるなら
それはいただく価値のあるものだと僕は思いました。
この映画をみて、その感覚が強くなりましたね。

スーバーで買うものなどは食べませんが、
何はともあれ、僕が食べられるものが増えたわけです笑
こうして、考えることが「食べられるものを増やす」ことに
つながるわけなんですよね。

 

7)道具を準備し、その使い道、使い方を知り、身につけておく。

さっき、魚の干物や肉の燻製を保存食にあげましたが….
どうやって確保しましょうか笑

もちろん普段からそれを常備しておくことも考えられますが、
それを作る方法を知っておいて全く損はないと思います。

用途と道具を少しだけ劇中のものを参考に書いてみました。

魚の干物を作るために干物用のネットが必要。(家でも移動でも使える)
肉の燻製をするためにそれ用の木箱が必要。(家を拠点に生きる前提)
火をつくるためにカセットコンロ・マッチ・ガスボンベが必要。(移動OK
そもそも移動するために自転車が必要。
信号機は電気ですから、信号も管理もなければ事故のバレードになってしまいます。
調理し食べるために…..

なんだかごちゃごちゃするので、また今度、災害時の必需品とかなんとかで
記事を書くことにします。

 

8)技術を身につけておくこと。

魚を干すことも肉を燻製することもその方法を知っておいて、
その技術を身につけておくことが大切。

もしかしたら泳ぐことも必要になるかもしれませんから、
泳力があるといいですね。

また、布と布を合わせて布団を作ることもあるかもしれません。
それなら裁縫の力があるといいですね。

ものを交換する上での駆け引きでは
話のうまさ、悪知恵なんてのもすごい力になるかもしれません。

川の水をろ過するなんてのもあるかもしれません。

こんな感じに、お金だけで成り立っていたことがなくなった時に
電気があったらよかったことに、水があったらよかったことに
ガスがあったらよかったことに、僕たちは直面しなきゃいけないわけですね。

それを解決するのが、人が身につけておく技術です。
もっと言えば、道具を作り出す技術もあると、
「あれがないといけない」という依存から抜け出せるかもしれません。
もしそうなら、ライフラインがない状態と同じですからね。

 

最後に。

色々と書いてきましたが、僕が思うのは、
初めから、ライフラインに依存しないように暮らすのが
一番だと僕は思います。
むしろ、僕はそれを目指したいと強く思います。

でも現実的に考えて、劇中には出てきませんでしたが、
太陽光発電による電気供給がありますから、
サバイバルファミリーのようなことに陥ることはないと思います。
でも、家の電気はあっても、食料がなくなくことはあるかもしれませんね。

そんな場合は外に探しに行かなきゃいけないかもしれない。
だから、太陽光パネル付きのカバンを持っているのも1つの手かもしれません。

そうすれば、情報もキャッチできるし、光もあるし、
なんとかして、火を作ることもできますよね。

今思いつきましたが、虫眼鏡があるといいもしれないです。
火を起こせますよね。太陽があれば。

ではまた。
もっとブログ上手くかけるようになります笑

結局、6000字を超えました笑

 


では。


「サバイバルファミリー」メイキング特番 前編


「サバイバルファミリー」メイキング特番 後編