ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

台風19号、ボーリング、親に会えるのはあと何回

台風19号ハギビス

毎年、どこかで自然が猛威をふるう。自然が猛威をふるうのは、人間のおろかな発展の反動なんだろうと、人はいう。令和元年の今年も、台風19号が猛威をふるった。

僕の実家あたりは全然風も弱かったし、雨脚も弱かった。小学校の頃から「台風がやばいらしい」という日は、大概そんな天気。

伊勢湾台風みたいな大被害が日本各地で起きている。東海大地震という話もあるし、本当にちゃんと準備をしなきゃいけないと思う。

この気候は人間のせいだけれど、死にたくはないよ。ぜったいに川の様子を見に行って死ぬことだけはしたくないなあ。

ボーリング

台風19号の最中、ボーリングをしに行った。ボーリング場には案外たくさんのお客さんがいて、僕たちが特別という感じは全然しなかった。みんな普通に遊びに来ていた。

4人で3ゲーム楽しんだボーリングは、めちゃくちゃ笑えて楽しくて。その瞬間、まるっきり、世界の全てが今この場所しかないみたいな気持ちになる。

いつも退屈な時間を過ごすこともあるけれど、久しぶりのボーリングはとても楽しかった。ラグビーを見ていた総理を批判する人もいるけれど、なんでだろうって思う。

僕は、被災の状況を深く思いながらも、やっぱりボーリングは楽しかったし、ラグビーも興奮した。

親に会えるのはあと何回

高校時代から一緒に音楽をやってるRYOTAに久しぶりにあった。高校の時はよく、RYOTAの実家に行ってはマクドナルドで買ってきたチキンクリスプを二つ食べながら、音楽やってた。あの頃からタイムスリップしたようにおんなじことして過ごした。

でもあの頃とは違って、ガラケーじゃなくてスマホをもって、もってなかったはずのマックを互いに持っていて、Apple Watchもしている。必要のないものがどんどんとくっついている気にもなるし、あの頃から時間が経ったんだなあとも思う。

彼は、教授になることを目指して、大学院の医学部で遺伝子の研究をしている。これから先30歳まで国内で精進して、30頃から海外へ行くという人生プランだそうだ。

そんな彼は今、県外に住んでいてなかなか家族に会えることも少ないらしい。僕も久しぶりにあった。そんな彼が別れ際にこんなことを言ってた。

「ほんと、親に会えるのはあの何回なんだろうなあ」

彼が一年の間に家族に会えるのは多くて3回。仮にあと30年親が生きているにしても、90回しか会うことができない。そう考えると、僕たちが親と共有できる時間ってとてつもなく尊いものに感じてくる。数字でしかそんな実感ができない現代人としての自分を呪うけれど、とにかく、そんなことを思う。

家族のことを恨む人もいるし、愛する人もいるだろうけれど、親と会えるのはあと何回だろうなあって考えるのってとても有意義な気がする。大切に思える。

彼と別れるとき「明日死ぬかもしれないから」といって、握手をした。

あれが彼と触れることができる最後の瞬間だったかもしれない。そうならない人生がこれから先にあったら嬉しいな。今年中に九州まで彼に会いに行こう。

そして、親に会えるだけ、家族に会えるだけの時間。

心から大切に過ごそうと思う。