ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

今の自分を信じて「The Journey」を次の世代へ。

2016年8月、僕は地球一周の船旅に出ました。船旅の中で出会った素晴らしい先駆者が2人。よすみん(四角大輔さん)と咲ちゃん(山川咲さん)。

 

この2人の直筆のサインとメッセージが入っている大切な本「The Journey」を今日、手放した。

 

何度も読み返して擦り切れそうな表紙カバー。日焼け。あれから3年がたった。ちゃんと時間が過ぎたことを改めて実感する。

 

そして、2019年。

 

9月に出発する船旅に僕の後輩が乗ることになった。「ピースボート興味あるんですけど」といって話を聞きにきてくれた。後輩は、僕の言葉をちゃんと信じてポスター貼りを頑張って、ついに全クリ。

 

僕と同じように大学生を2年間過ごしたのち、1年間休学。その間にピースボートにゆくというパターン。僕も全く同じ道をいったから、後輩の気持ちを少しは理解できる気がする。でも、僕みたいな「行ったことある人」が近くにいることは、当時の僕にはなかったから、その点は良い方向に効果があってくれていたら嬉しい。

 

そんな後輩に、あの本をプレゼントした。よすみんや咲ちゃんを含め、地球を旅するカフェオーナーや教員、NHK職員など、さまざまな形で生きている人の「原体験」を集めたこの本は、きっと旅へのわくわくを膨らませてくれるに違いないと思ったから。

 

僕はだいぶ適当に船の上を過ごしてしまったから、やっぱり身のある旅をしてきてほしい。色んな人と出会って沢山の場面に出会ってきてほしい。

 

僕にとって「The Journey」は、旅の原点を想起させてくれる大切なもの。そして、次の旅路へと誘ってくれる活力となるもの。でも、もういつまでもあの時の感覚にもたれて過ごしてるのも、少し違うような気がした。あの頃の僕にくれたメッセージをいつまでもそばに置いておいたら、僕はいつまでたってもあの頃のままなんじゃないかって。僕はもう、あの時の僕ではないから、もう必要ない気がして。でも、たしかにつながっているからこそ、また次の世代へと繋ぎたいと思った。

 

後輩が24歳になるのは、また3年向こうの話。その時、僕は何をしているのかまだまだ未知な話だけれど、僕は僕のしたいようにゆくのさ。僕の原体験は「死を経験した」ということ。もはや怖いことなど何もない。

あの頃の記憶を形にしたものがまだ残ってる。この部屋に留まっている。そろそろ手放してもいい頃かもしれない。

 

なんとなく、そう思っている。

 

後輩よ!素敵な旅路を願っているよ!

bon voyage‼︎‼︎