ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

人生で一番の「なんだかよくわからない時間」を過ごして

『天然肉体詩人と火の呼吸法』ワークショップ。

ワークショップの名前もさることながら、行ってみて(やってみて)思うのは、「なんだかよくわからない時間が、なんだかよくわからないままに終わったなあ」ということ。ただ、それが、とてもよかった。呼吸を使って、ゆっくりと体を動かしてゆく時間。

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「天然肉体詩人と火の呼吸法」ワークショップ

持参するのは、この体、その体、ひとつだけ。呼吸法を取り入れながら、ゆったりと体を動かしてゆく、そんな時間を過ごすワークショップ。

意図する招待者たちは、青少年期の人々。

彼らのこころとからだの成長期の葛藤や表現を、舞踏という「ノールール」な表現を通して、ありのまま受け入れ、人生へと昇華する機会に。

満開に開かれていく人生の土台となるワークショップです。

2部構成になってます。

はじめに、「小林郁代」による、天と地をつなぎ大地に根をはる「ヨガの火の呼吸法」をします。とっても簡略化した説明をすると、深く呼吸を意識しながら行うストレッチのようなイメージ。呼吸しながら、体を少しずつほぐしていきます。

朝の7分間の「火の呼吸法」は、1日をポジティブに始めるために最適なツール。

次に、舞踏家、天然肉体詩人「藤篠虫丸」の舞踏ワークショップ。

ヘソの下あたりにある丹田(たんでん)に意識を集中させながら呼吸をつづけ、ゆっくりと体と動かしていきます。動かす時のイメージは、虫丸さんが深みのある声で語ってくれます。その語りに寄せて、そのイメージのままに、そのイメージに呼応するままに、体をゆっくりと動かしていきます。

どちらの部でも、からだのいたるところを使うので、だんだんとほてってきて、最後の方には、心地よい疲れと開放感で、みんなあくびするほど眠くなります。

リラックスできました。

誰がやっているのか

藤篠虫丸

愛知県半田市出身で、屋久島在住。天然肉体詩人でありアーティストであり、振付師であり、舞台監督でもある。虫丸さんと呼ばれています。海外から、日本の全都道府県にて年間100本以上に及ぶ「パフォーマンス」と「ワークショップ」を開催し、人々の創造のパッションに火を灯しつづけている。飛田演劇賞最優秀即興ダンス賞受賞。

小林郁代

虫丸さんが率いる舞踏団の団員メンバーの一人。ヨガや占いなどもする。舞踏は、自分に対して持ち合わせた様々な先入観を解放していくことにとても役立っていて、中学生くらいに出会って「ありのままの人生って最高!」って思えたので、今回、青少年向けに開催した主な動機は、そういうこと。

対象

青少年および、その親御さんもぜひ一緒に来て欲しいです!とはいうものの、誰でも参加可能です。僕みたいな20代でもいいし、もっと上でもいい。もっと下でもいい。

誰でもからだ一つで参加可能です。

日付とか参加費とか

ワークショップは3日間連続で行われます。

  1. 9/25(水)18:00-21:00
  2. 9/26(木)18:00-21:00
  3. 9/27(金)18:00-21:00

28日と29日でワークショップ参加者によるパーフォマンスの機会もあるのでそちらもよければ参加できます。

参加費は、各講座3時間で2000円。

場所は、常滑市南陵公民館(南陵市民センター)

このワークショップとのご縁

僕がよくお世話になっている「自家焙煎コバレレコーヒー」女将「めめさん」も実も踊りをしていて、そのお師匠さんが、何を隠そう、虫丸さんなのである。

そんな話をずいぶん前から聞いていて、何かのチラシをみて僕はてっきり「虫丸さんは坊主頭」という勝手なイメージを持っていたのだけれど、そんなことはなくて、白髪で、とても柔らかな声と雰囲気を放つ人でした。

その虫丸さんの弟子であるメメさんが「このワークショップは、泉くん(ミニレゾのこと)が行った方がいいよ」と言っていたというのを聞いて、パートナーも行くというので、一緒に行くことになったというわけですね。

郁代さんとは、一緒に「橋の下世界音楽祭」でお店をやったり、朝ヨガやったり、常滑にある大善院の「かんのんいち」で占いしてもらったりと、何かと縁のある方です。

最近、身体うごかしたいなあと思っていたタイミングだったので、とても縁を感じるし、嬉しい機会です。ありがたい。

参加してみて思うこと

 タイトルにも書いたけれど「なんだかよくわからない時間を過ごしたなあ」という感じです。これは、虫丸さん本人も言っていました。

虫丸さん:

初めて参加した人は特に、なんだかよくわからないうちに終わってしまったと思います。 

僕は「今まででこんなにわけのわからない時間を過ごしたのは初めてです」と伝えると

虫丸さん:

みんなそうだよ笑

なんだかよくわからないってのが、結構いいんです。色々わかって理解してごちゃごちゃ考えてやると確かにできるけど、疲れもする。でも、まあなんだかよくわからないけれどやっちゃえるのって、いい。しかもそれを、よくわからないままでいいよって受容してくれる場所ってのがとても。いい。

虫丸さん:

特別な技術なんていらない。

からだ一つあればどれだけでも遊べる。

最近、ポイントだの仕事だの自然だのと考えることが多いけれど、自分を取り巻くことも大事だけれど、まず自分の体と向き合うこと、この体一つでどれだけ遊べるかってすごく大切なことだなあと今回のことで感じました。

 正直、あれ、本当に3時間経ったの?という感覚。長いなあとは思いつつも、あれ?もう終わり?という感じ。途中から時間がぎゅっと凝縮されたようになるのが不思議です。

呼吸法を使ってゆっくりと体をうごかしていきますが、呼吸一つとっても、意識してやってみると、うまく吸えないし、うまく吐けない。人はまともに呼吸すらもできなくなってます。おそろしや。火の呼吸法だけでも毎日7分でも続けてたら、とても良い効果があると思います。やってみようかしら。

体もポカポカしてくるし、自分の体を少し知った気にもなれる。

それって大事なこと。

とっても良き体験をしました。

普段、貯蓄のためにコツコツやってる身からすれば、2000円という価格は正直おったまげーな額面なんですけれど、タイミングがタイミングなだけに、それだけの価値はあるなあと思います。

明日からもパートナーと一緒に参加したいなあと思います。コバレレさんもくるみたいなので楽しみです。

最後に

岐阜県美濃加茂でもやりますって。

9月30日〜10月3日ですって。

天然肉体詩人である藤篠虫丸さんの舞踏ワークショップ、そのほかアーティストによる即興パフォーマンスもあります。

お問い合わせ先

小林郁代 Ikuyo Kobayashi

フェイスブックhttps://www.facebook.com/chapu369

メール:ikuyo369@icloud.com