ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

半分なぼく、もう半分はどこ

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Where am I ?

 

 

「半分なぼく、もう半分はどこ?」

 

 ー「半分くらいがちょうどいいよ」

 

 

半分なぼく、もう半分はどこ?

 

いつのまにか失えてしまった「もう半分」

それがいったい何なのかは

どうにもことばでは形容できないけれど

 

そいつを探している

ぼくはそのために あの大岩に登ったのだと思う

 

 

無理をして自分を大きく高くしてきた

見栄を張っていた

虚勢を張っていた

ピンと張っていた

胸を張るのも意地を張るのも

 

消えた半分はきっとそういうもんだ

 

ぷくーっと膨らんだ風船の中でふくらんでいた

そういう張り詰めた空気が

ぷしゅーって抜けていったんだ

 

君と出逢えて半分になれたんだ

半分でいられるんだ

 

だからこそ、もう半分を探そう

いまある半分をもっと大切にしよう

大切にして大切にして

愛して愛して

 

もう半分に夢みよう

もう半分に未来を描こう

もう半分に五感を委ねよう

 

どうにも自分が小さく思えてしまう時も

そんな小さい自分が、その瞬間で一番美しいんだよ

 

半分なぼくだっていいじゃないか

この半分を大切にして

この半分をエネルギーの源にして

もう半分を探す そんな旅に出よう

 

この足で

この手で

この耳で

この声で

この鼻で

この目で

この口で

この頭で

この息で

この性で

この生で

この心で

この体で

 

半分の旅 それがぼくの全部なんだ