ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

大切なのは、ひとつずつ丁寧に寄り添うこと

今の仕事って、物事をちゃんとひとつずつ丁寧にこなす練習

人生で初めて正社員として働きはじめて、はやくも4ヶ月が経った。たったの4ヶ月だけれど、これだけあれば、ピースボートで地球をぐるっと一周できちゃう。そうすれば、世界のあちこちにある美しい景色も悲しい現実も、想像もできない人生を感じることができる。

僕がこれまで経験してきたことから想像すると「4ヶ月」という期間は、それほどに豊かな価値を内包した時間。

その期間、僕がこの会社の中で経験してきたことは、自分が入社前に想像していたことよりもずっと多く、おもしろいものだった。

新入社員にして新店舗を任され、人員配置基準として必要な人員はおらず、文字通り右も左も分からないままの新人は事業所にたったひとり「放置」され、何度も連絡し意見を求めたけれど内容のある返答はなく、指導も指示もなく過ごすこととなった。ひとりでは仕事ができないというけれど、まさにその通りで、新人ならなおさら。仕事の中身も要領も身につかないまま仕事をした結果、大きな失敗。その失敗だけが見出しになって、別の部署へ異動。
給料は2万円も減った。
今は、就労継続支援B型事業所と放課後等デイサービスで指導員補助の正社員として働いています。

「ああ、会社員ってこういうことなのか」と思った、そんな日々を過ごしてまいりました。社内での派閥とか悪口とか明らかな誤解と配慮のなさを目の当たりにして、こんなに素晴らしく悪趣味な空間から抜け出そうと、やめることも考えた。でも、反対にとても素晴らしい点もあるし、きっと学べることもあるだろう。

食欲が減退して眠れなくなって、1週間で6キログラム痩せて疲れちゃったこともあるけれど、悪いことばかりを見ることをやめた。一時は「退職すること」も考えたけれど、年度末までは働くと決めた。

入社前は3年は働こうって決めていたんだけどね笑

そんなこんな諸々のことは、それぞれ別の記事として書こうとも考えてる。確かにいろんな挫折や暮らしにくさが今の職場にはあるけれど、もっといろんなところにアルバイトしておけばよかったかなと思うこともあるけれど、その夢は「今からでも遅くない」とも思った。だから僕は、この今の職場をその1つにする。

あまり踏み込まず、かといって手を抜くこともしない。今の僕の役目は、その場に関わる人たちの少しの役に立てるほどに適度に関わり、適度に自分が成長できるほどの学びを得ること。そのための場所であって、職場は決して、自分の理想の環境を作るための場所ではない。そんなことに最近やっと、気づいてきた。

僕はこの仕事を経験のひとつとしたい。「物事をちゃんとひとつずつ丁寧にこなす練習」としての仕事をイメージした時、今の僕に欠けたところを補い、これからの暮らしに活きるスキルを得るイメージをした時、この意味が本当に分かって、仕事へのスタンスがとても身軽に柔軟性にとんだ意欲的なものに変わってきた。

この仕事は、僕の人生のゴールじゃない。
次のはしごを探すためのただのインターバルに過ぎないのだ。

しまむらで海パンを買った。

しまむらで海パンを買った。雨の中、自転車を走らせて10分。放課後等デイサービスの活動の一環で、利用者の人たちと一緒に海に入るため海パンが必要になった。20代前半の男子ならば、というか大抵の人は海パンくらい持っているかもしれないけれど、残念ながら僕は、大抵の人ではなかった笑 

会社で必要なものを、なぜ個人が負担する必要があるのか、僕はいまだにうまく理解はできていないけれど、指示されたこと(期待されていること)に応えるというのは、物事が進んでいると「実感」できる大きなチャンスだと思う。そんなことを、わざわざ雨の中を走って買いに行った「海パン」を眺めながら思っていた。

余計な出費になってしまったけれど1着500円だったので、よしとします。(実は、買ったのは海パンではなく、マルチウェアショートパンツという、どちらかといえばスポーツ用の通気性がいいショートパンツを買いました。海パンは1500円でした^^;)

ということは、今もまだ、大抵の人ではないのである笑

お世話になったパン屋さんへ行ってきた

しまむらの帰り道に、以前お世話になったパン屋さんに久しぶりに立ち寄った。僕の顔を見るなり笑顔を見せてくれて、とても嬉しかった。覚えていてくれているというのは、想像しているよりずっと嬉しいものだ。ありがたい。パンを4つほどトレイに乗せて会計。思い出話と「頑張ってるねえ」という言葉に僕がまどろんでいる間にパン屋さんが2つパンを包んでプレゼントしてくれた。嬉しい。

僕が嬉しかったように、パン屋さんも嬉しくなってくれたのかな。もしもそうだったら、また僕は嬉しい。また行こうって思える。

ごちそうさまでした。

 

雷ゴロゴロ、雨しとしと。
梅雨よ、あがっておくれ。
あー「天気の子」と「怪獣の子供」観に行きたい。