ミニレゾのミカタ

『ニートのいずみくん』の日記的なログ

待ち合わせの前にB

なんとか公園とかいうところをあとにして、横浜駅へとスマホ片手に歩きながら「横浜駅 喫茶店」と検索。ワッフルサンドの美味しいお店があるということで、そこへ向かってみるも初めての横浜駅にすっかり迷子になった。というのも、ネットに書かれている場所の名前と今使われている場所の名前が違っていたため、なかなか見つからなかったの。

 

でも、ようやく見つけたというときにもう一度だけ調べてみると「横濱珈琲店 五番街」という地元感あふれる喫茶店があるということで、そちらに向かうことにしました。そこはお得なモーニングが楽しめるとのことで、それを目的に。

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8時30分にオープンなのに8時に着いてしまったので、正面にある段差でくつろぐことに。なんとなくぼーっと街を眺めてた。中途半端な幅の路地。右手には斜めに伸びる大きな屋根付きの道。その路地に座り込む何人かの人。

 

 

彼らも僕と同じように夜行バスで早く着きすぎちゃった人なのかなって思っていたけれど、なんとなく、そんなことない気がした。なんとなく、いつも通りそこにいるのかなって思った。まあ、そんなどうでもいいことを考えるのも疲れているからで、待っている時間くらいもう少し街を歩けばいいのではとも思ったのだけれどそんな気もせず、でも、ぼうっと無になってしまったら、もはや寝そうで。ということで、スマホでプログラミングの勉強してた30分。

 

そうして、ようやくオープンという時ふっと顔を上げると、店に入っていく人の背中。え、あれ。僕待ってたのに。と、そんなことも思ってはみたものの、それもどうでもいいことに気づいたのか、僕もその背中に続いた。

 

店内はエアコンの冷たい風でとっても涼しくなってて、半袖の僕には寒かった。それなのに、アイスコーヒーを頼んでいる人がいてたまげた。目的のものをメニューの中に探してみても見つからなかったので、店員さんに声をかけようとしても、なんだか忙しそう。声をかけられないまま数分が過ぎた頃。他のお客さんが「さわやかで。」と言っているのが聞こえた。目的のモーニングの名前が「さわやかモーニング」という名前だったので、その言葉の意味がすぐにわかった。店員さんが来て「ご注文は?」というので僕は、さも前にも来ましたしよく知ってますよ感を出して「さわやかで。」と言った。

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ライトコーヒーは美味しかったけれど、僕には少しライト過ぎた。やはり行きつけのコーヒーが一番美味しい。なぜなら行きつけになるほどだから。うちの近所にもモーニングに行くけれど、ボリュームだけで言えば、超お得な朝食をいただける。1日の仕事の前にお腹いっぱいご飯が食べられるのは、とても幸せだ。ただ、野菜がレタス一枚というのが、なんとも寂しかった。これが都会のモーニングなのかとも思ったけど、たまたまここがそうなだけでみんながみんなそうじゃないこともすぐわかった。結局、全部美味しくいただけて、エネルギーも回復させてもらったから、とにかく感謝の気持ちでいっぱいである。30分待って入ったのに、30分で出た。お客さんがたくさんきたので出ちゃった。

 

9時。

 

待ち合わせは11時だから、あと2時間もある。なんてこった。そこから40分くらいは観光案内所でマップを手に入れたり、地べたに座り込んでマップやフリーペーパーを読んだりした。わたしのワンピース展。好きそうだなあと思った。

 

11時45分。本屋さんへ行くことにした。有隣堂。駅の上の階にある。ご飯屋さんなどもあるフロアで、本屋さんの並びには眼鏡屋さんや手作りアクセサリーのマテリアルショップがあった。少しショップをみて、手作りのものをプレゼントするのも素敵かななんて思ってみたり。誕生日は、おめでとうと言われる日ではなく、ありがとうと伝える日だと僕は考えているから、伝えたいという気持ちが湧いてくる。

 

本屋さんに入ってみても、特に本を読むだけの集中力も保たなかったので、ゆらゆらと歩くとポストカードを発見。なんだか可愛いイラストが並ぶ。両親にハガキを出そう、そう思ってthank youと書かれたピンク地のポストカードを買った。他にも数枚買った。そして、横浜駅の郵便局で言葉を付して、受付の人に想いを託した。よろしくお願いします。

 

そうこうしている間に11時を過ぎていた。彼女もまた、渋滞のためにバスが遅延しているとのことだった。ハガキを書いている時に着いたと連絡があったので、バス停まで迎えに行くことに。

 

僕が降りたところと同じかと思って行ってみてもおらず。探して見つけた。

 

汗だくだったからハグはできなかったけれど、たしかに心が溶けてゆくのが分かった。

 

やっと会えた。